仕事に興味を持ったら知っておきたいこと

介護職の仕事と聞くと大変そうだ、体力がきつそうなど、そんなイメージを持たれるかもしれません。しかし、それらは職場によって差があり、自分の希望する働き方に合った施設や場所を選ぶことで、状況は全く違ったものとなります。

また、意外にも介護職の離職率は他の職業と比べて特に高いというわけではありません。介護の仕事に興味を持ったならば、世間に流布している介護職のイメージだけで自分には無理だと諦めてしまうのは、とてももったいないことです。その理由としては、介護職の仕事は今後も需要が衰えることはなく、伸びていくことが確実だからです。

まず、この仕事には年齢制限がなく、健康でやる気があればいつからでも始められます。従事者の年代は、40歳以上70歳未満が全体の半数以上も占めます。それだけでなく、無資格の人や未経験の人も仕事を得やすいです。もちろん、資格があることで給料アップが見込めますので、長期的な視野で自分に必要なスキルを身に付け、資格を取得していくのも一つの方法です。

加えて、業界自体が待遇改善を推進していますので、給与の増額も期待できます。福祉・介護職員処遇改善臨時特例交付金という制度では、厚生労働省が福祉・介護職員を対象に令和4年2月~9月の間、収入が月額9,000円相当上がるための交付金事業を発表しました。それに伴い、必要な経費が都道府県に交付されるなど、介護職員への待遇が見直され改善されてきています。よって、介護職の将来性は高く、資格取得によりキャリアアップも可能であり、やりがいのある仕事といえるのです。